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2023.05.052023/05/22
着物の上手な活用方〜着物地でテーブルランナーを作成する
あなたの魅力を引き出し、生み出し、輝かせる
オートクチュールデザイナーのマサミ佐藤です。
今日は I様のご自宅にオーダーメイド服のご相談に伺ったのですが
I様のご自宅で 着物地をリメイクしたテーブルランナーがあるのを知って 大興奮!!
着物リメイクをとっても素敵に活用なさってました。
是とても参考になったので 是非ご紹介させていただきたいと思います。
現在では、日常生活の中で着物を着る機会も少ないのですが 着物を素敵に着こなしている人を見かけると いつも素敵だなぁとため息が出てしまいます。
どんなに服で着飾ってみても 日本人が着る着物の奥深さには敵わないような気がします。
和服と洋服の違い
洋服は立体的で 和服は平面的で 洋服は立体的なシルエットが特徴なので、洋服は床に置いた時、着物のように綺麗に畳むことはできず、形は崩れてしまいます。
洋服はサイズやデザインが複雑な為、一度そのサイズで作ってしまったものは仕立て直すこたができませんが、着物は反物を織り込んで縫い合わせるので、サイズが違う人が着ることになっても仕立て直すことができます。
着物を解いたりすればするほど 着物に対する新たな発見があって、
着物の奥深さに感動しては 着物を大切に思う気持ちが強くなりました。
着なくなった着物を ただ捨ててしまうのではなくて
「着物」という日本文化を新しい形へと生まれ変わらせるお手伝いができたら幸せだなと思います。
I様がお着物の残布を使ってリメイクなさったテーブルランナーがこちらです。
和ダンスの上に敷くために 箪笥の奥行に合わせて作成されたそうです。
お手持ちの訪問着の残布を裏側に使って、和ダンスの上に敷いてありました。
素敵です!!!
色無地といっても地模様が織り込まれていて 実際のお着物もとっても素敵でした。
毎日の生活の中で 着物からリメイクされた小物を見るたびに、そのお着物を着た時のことを思い出しては 心がホッコリすることでしょう。
着物リメイクもこんな粋な使い方があることに感動です。
着物リメイクは着ない着物ばかりにこだわっていましたが 着物を作った残布を使って こうして小物にリメイクできる事に気づきました。
残布を使うということは それだけで お着物に愛情を持っているということですよね。
着物が好きだからこその発想だと改めて気がつきました。
こちらは表地違いのテーブルランナー。地模様が織り込まれた着物の残布が 裏側に使用されています。
例えば帯などしっかりした生地を表側に使ってみても素敵ですね。
お孫ちゃんたちの鯉のぼりの置物の下には お母様から受け継いた若草色の着物のショールが敷かれてありました。
今日は子供の日ですが、こんな風に 着物地を雛人形や5月人形の下に敷いてみるのも 素敵ですね。
着物や帯など、好きな生地を使って、日本の伝統をより身近に感じていただけるよう、リメイクしてみませんか?
マサミ佐藤の着物リメイクは セミオーダーで作ったアイテムだけではなく、オーダーメイドも承ります。
あなたの大切な思い出を、新しい形で残すことができる大変特別なサービスです。
服から小物まで マサミ佐藤が作り出す着物リメイクアイテムを体験してみて下さい。