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2023.06.142023/06/14

お気に入りの服を再現!オーダーメイドで理想のワンピースを手に入れよう

あなたの魅力を引き出し、生み出し、輝かせる
オートクチュールデザイナーのマサミ佐藤です。

この記事は、オーダーメイドのグレードで出来上がったセミオーダーワンピースの工程をご紹介しています。

以前、お客様がご満足いただいたワンピースを元に、新たなセミオーダーのご注文をいただきました。

今回はスカートの分量を減らし、素材を変えてお作りしました。

通常、余裕を持った生地の購入を心掛けていますが、今回は素敵な生地に出会い、思わず一目惚れしてしまいました。ただ、メーター数が限られていたため、工夫を凝らしてワンピースに仕立てることに挑戦しました。

お客様もご満足いただけたようで、体型に合わせながらシルエットを生かすために一生懸命お作りいたしました。

生地選びと限られたメーター数の課題

生地の量が限られていたため、無駄なく使うために注意を払いながらトワルを組み立てましたが、実際に生地にパターンを置いてみると、わずかに幅が足りないことがわかりました。

そこで、スカートのタックを減らし、脇の縫い代をなくしてパターンを再調整。タックの本数や位置を微調整し、なるべくタックの量を減らさずに仕上げるために脇部分を修正しました。

フワッとした生地に合わせてタックを減らすことで、スッキリとした印象に。
最終的に、お客様にご満足いただける結果が得られました。

縫製仕様の変更とファスナーの選択

縫製の仕様についても一部変更がありました。

最初は後ろ中心にコンシールファスナーを予定していましたが、リボンテープがファスナーに挟まってしまう問題がわかりましたので、明るめのシルバー色のアルミファスナーに変更に。
金具の色や材質も、生地の質感に合わせて慎重に選定しました。

コンシールファスナーとは

表にエレメント(ファスナーの務歯)が出ないファスナーで、ファスナーを目立たせたくない製品用途に適しています。

裁縫初心者の方で「裏地付きワンピース」を縫われたい方は、次の2つの記事が参考になりますよ。

セミオーダーのワンピースがまるでオーダー仕様に

まるでフルオーダーメイドのようなセミオーダーワンピース

ファスナー付け、襟ぐりもきれいに仕上がりました。 スカート丈が少し足りなかったので、裾に切り替えを入れ、シンプルなワンピースにアクセントを施しました。

すでにあるパターンでのセミオーダーのワンピースが、オーダーメイドのような仕上がりに。

お客様にもきっと喜んでいただけると思える自信作です。

お客様のご要望や、満足度、喜びを実現するために最善の努力を行い、これからも一層の品質向上に努めてまいります。

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