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2023.01.172023/01/17

おしゃれな紬の着物リメイク-祖母からの時を超えたギフト

あなたの魅力を引き出し、生み出し、輝かせる
オートクチュールデザイナーのマサミ佐藤です。

着物リメイクのサービスを始めて数ヶ月。

そういえば私の家にも眠ったままの着物があると思い出し、長い間開かれずに眠っていた箪笥の引き出しを開けてみました。

箪笥の中には、父が結婚式の時にはいていたであろう袴(はかま)や、ひいじいちゃんが来ていた羽織など、思いもよらない素晴らしい着物たちがたくさん…!

時の流れを感じ、懐かしい思いが胸いっぱいに込み上げてきました。

その中から今回はこの着物をご紹介させていただこうと思います。

まだ一度も袖を通していない紬(つむぎ)の着物。.
きっとこれは、祖母の着物に違いありません。

着物から蘇る子どもの頃の思い出

私がまだ子供だった頃、生まれ育った野田の街にはたくさんの呉服屋さんがありました。
祖母に連れられて街の呉服屋さんに行ったこと、ずいぶん長~く待たされて我慢できないほど退屈だったことも今では懐かしい思い出です。

その当時の商店街は、人通りも多く活気に満ち溢れていました。
確か街の中心街には、映画館が3軒ほどあったように記憶しています。(懐かしい~)

今では、映画館はとっくになくなり、賑わっていた商店街も住宅街になってしまいました。
時代の流れには逆らえませんが、心の奥に残っている懐かしい想いはこれからも大切にしていきたいと思います。

祖母からの【時を超えたギフト】に寄せる感謝のこころ

当時の祖母は、着物をよく日常着として着ていたので、
きっとこの着物もいつか袖を通す日を楽しみにしていたに違いありません。

その祖母の思い入れのある着物が、開かずのタンスから半世紀以上も経って蘇ってきたのです。

一見地味に見えますが、緑色が黒地の中で光って見え、とってもきらびやか。
もし今、たくさんの着物地の中から一着選ぶとしたのなら、きっと私もこの着物地を選ぶに違いありません。

感動と懐かしさのあまり、このまま着物として大切に残しておきたいという気持ちがよぎるのですが、それではまた箪笥の中に眠らせるだけになってしまいます。

これは祖母から私への「時を超えたギフト」だと受け取って、祖母の着物を服に生まれ変わらせようと思います。

祖母へのあふれる感謝とこのまま大切に残しておきたいと願う特別な想いをのせて。
きっと祖母も私が作る着物リメイク服を全力で応援してくれていると思います。

着物リメイク服のデザインですが、従来からある直線的なデザインよりさらに色々な場でたくさん活用できるものに変えてみます。

考えているのは、スニーカーでもパンプスでも着れちゃう洗練されたワンピース。
ランチ会などにもランチ会やイベントなど、お出かけする場所に合わせて自由にコーディネートしていただけるワンピースを作ってみます。

またご紹介いたしますね。
お楽しみに~♪

「着物」という日本の文化を服の形に変えて
大切なお着物への想いを受け継ぎながら
新しい形へと生まれ変わらせます。

タンスに眠ったままの着物をお洋服にリメイクいたしませんか?
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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